本田宗一郎と藤沢武夫がいかにホンダを作り上げたか、そしてそのDNAが継承される様を書き下ろした一冊。 太陽のような本田と月のような藤沢の二人が夢に向かって突き進む時代から、一企業として成長を遂げる為の苦悩、そして見事な引き際までを、ノンフィクションとは思えないエピソードの数々が綴り上げる。 ホンダを知らない人も、戦後のジャパニーズドリームの一例として楽しめる。
元気のいい企業の代表格ホンダ自動車。その創設者である本田宗一郎の自伝かと思って読み始めたのだが、企業の歴史がダイナミックに書かれていて、ホンダ自動車の力強さが素直に納得できるような本である。本田宗一郎・藤沢武夫の明確なビジョンを今も保ち続けているからだろう。
お台場、丸ビル、六本木ヒルズ、アキハバラ、パラパラ、まんだらけ、テーマパーク型ショッピングモール、ロック・フェスティバル、アニソン・ライブ、Ｋ−１など、都心近郊を含めた２４の流行スポットやグルメを紹介した本書、泉麻人氏の文章と、松苗あけみ氏の漫画による体験談が的確で面白く、お二方の視点の違いや感想に、肯ける部分もあって、なかなか楽しめる内容でした。 『ＳＨＩＧＴ』誌の連載が１９９９年からとあって、今さらなーと思えるような場所や流行物もありますが、その後、それぞれの場所や流行がどうなったか、きちんと編集部（一部は泉麻人氏も）が再訪し、五年後の繁盛予想率まで出してフォローしている点は、良かったと思います。 東京にいながら、個人的にこれらの場所になかなか縁がなかったので、出かける際の参考にもなるかと思いました。
ひところ、「東京メトロサウンド」という「ジャンル（？）の呼称」がありました。ムーンライダーズ、ハルメンズ、シネマ、水族館レーベルやメトロトロンレーベルに参加したミュージシャンなどによる人脈。このへんの音楽が好きなひとは、参加スタッフの名前を見れば、ピンと来るでしょう。プロデュース：和久井光司、アレンジ：大木雄司、作家陣：鈴木慶一・高野寛・松尾清憲・沖山優司・一色進・直枝政太郎・泉水敏郎・立川芳雄ほか、ヴォーカル：さいとうみわこ・戸川京子・夏木晴美・吉田ゆかり・沼田えみこ、語り：稚野鳥子・あがた森魚。このメンバーで中途半端な作品ができる筈がない、という期待通り、いや、期待以上の作品でした。曲名が全部、ビートルズの曲名からとっている、というところにも、こだわりがあります。
ひところ、「東京メトロサウンド」という「ジャンル（？）の呼称」がありました。ムーンライダーズ、ハルメンズ、シネマ、水族館レーベルやメトロトロンレーベルに参加したミュージシャンなどによる人脈。このへんの音楽が好きなひとは、参加スタッフの名前を見れば、ピンと来るでしょう。プロデュース：和久井光司、アレンジ：大木雄司、作家陣：鈴木慶一・高野寛・松尾清憲・沖山優司・一色進・直枝政太郎・泉水敏郎・立川芳雄ほか、ヴォーカル：さいとうみわこ・戸川京子・夏木晴美・吉田ゆかり・沼田えみこ、語り：稚野鳥子・あがた森魚。このメンバーで中途半端な作品ができる筈がない、という期待通り、いや、期待以上の作品でした。曲名が全部、ビートルズの曲名からとっている、というところにも、こだわりがあります。